ナイン・インチ・ネイルズの記念すべきファースト・アルバムとなった『プリティ・ヘイト・マシーン』が、ついにリマスター・リイシューされることになりました。
当初はインディ・レーベルのTVTからリリースされましたが、次第にオーナーのスティーヴ・ゴットリーヴとの関係性が悪化し、法廷闘争に突入する泥沼の事態となって以降、いったんはメジャーの移籍先であるインタースコープから出し直されたものの、やがては競売にかけられた原盤権をライコが買収したりするなどして、ずっと複雑な歴史をたどってきた作品です。
このたび、ユニバーサルとバイシクル・ミュージックに話をつけて、とうとう自らのレーベルから装いも新たに再発されることになったのは、トレントにとっても悲願と言っていい出来事でしょうね。
本作は「ヘッド・ライク・ア・ホール」や「テリブル・ライ」、「シン」、「サムシング・アイ・キャン・ネヴァー・ハヴ」など数多くの代表曲を収録し、トレント・レズナーの才能の最初の煌めきが記録された名盤ですが、時代の変化とともにCDの音質面でやや弱い印象も感じるようになってきた状況もあり、このたびのリマスターは、まさに待望と言ってよく、大いに期待できそうです。
リリースは全世界的に11月22日とのこと。まだ背後には複雑な権利関係が残っている様子なので、日本盤の発売は難しいのかもしれませんが、何か動きがあるようでしたら、ここですぐ報告するようにします。